ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
イソップ童話では、厳しい冬に備えるため、アリは暑い中でも一生懸命に働きます。それに対しキリギリスは、暑い日中は働かずに昼寝ばかりしているそうです。涼しくなる夕方からは、バイオリンを弾き得意の美声で一晩中歌い続けます。
夏を蹴散らす雨やら台風で秋の装いが進む中、雨上がりの公園を歩いていると花びらの中に小さな物体を発見しました。気をつけていないと見過ごしてしまいそうなほど、それはそれは小さなモノ?…キリギリスの幼虫。体長5ミリメートルほどで、小さな体躯にとても長い足が伸びて目につきます。花の中に入りこんでオシベの先にあるピンク色の花粉を一生懸命に吸っていました。少しムシ(?)暑い日中でしたが、決して眠ってはいませんでした。怠けてもいませんでした。さて、太陽が沈みはじめる頃には歌いはじめるのでしょうか?それとも、まだ羽根も生え揃わぬ幼虫のようでしたので、大きくなることを夢見て夜はグッスリ眠るのでしょうか?
一生懸命働くキリギリス…イソップ童話も正しくないのだなぁ、ということを発見しました。そして何より、ホントの小さい秋を見つけた気分になりました(^^