ブログ…弊社秘書・スタッフの随想・メッセージ・独り言・・・。
三寒四温-寒い日が三日ほど続いて暖かい日が四日ほど続く。その繰り返しでやがて春の訪れを迎える。春霞が街を包み、芝生の芽が少しだけ顔を出しはじめる。春まだ浅い奈良。公園の鹿たちがもくもくと、そんな新緑の芽を食べ続けていました。春の代名詞といわれる東大寺二月堂お水取りに行ってきました。香水を汲み松明(たいまつ)を振りまわす火と水の祭典。燃え上がる炎はお堂を焦がさんばかりの勢いで、人々の目を引き歓声のどよめきが走っていました。天平の昔から1250余年、一度も絶えたこともない行法だとか。夜間の点灯が禁止されていた戦争中でさえ。人間の持つ信仰の強さでしょうか。ただ私にとっては、東大寺南大門前でじっと待って出迎えてくれた鹿のつぶらな瞳のほうがありがたかったような…。でも、鹿せんべいを見つけたら誰にでも近寄っていたような気も…。